今、世界のコートに日本の未来が響いています。
いま、南米チリ・サンティアゴで、16歳以下のナショナルチームによる世界選手権「デビスカップジュニア(Davis Cup Junior Finals)/ビリー・ジーン・キングカップジュニア(Billie Jean King Cup Junior Finals)決勝大会」が開催されています。
世界の強豪が集い、将来のスターたちが国の名を背負って戦うこの大会。日本からも男女チームが出場し、初日から熱戦を繰り広げています。
大会概要:16歳以下ナショナルチームの世界舞台
この大会は、男子(デビスカップジュニア(Davis Cup Junior))と女子(ビリー・ジーン・キングカップジュニア(Billie Jean King Cup Junior))それぞれ、16歳以下のトップ選手たちによる国別団体戦です。
2025年の決勝大会は11月3〜9日、南米チリ・サンティアゴのエスタディオ・ナシオナル(Estadio Nacional)で開催。南米での開催は2001年以来、24年ぶりとなります。
試合形式は、16カ国が4グループに分かれての総当たり戦(ラウンドロビン)を3日間行い、1日の休養日を挟んで決勝トーナメントへ。1試合はシングルス2試合+ダブルス1試合の団体戦形式で争われます。
大会の歴史──“世界の原点”と呼ばれる理由
このジュニア国別対抗戦の起源は1985年。ITF(国際テニス連盟)が「ワールドユースカップ」として始めたのが最初です。
当初は44カ国が地域予選を経て、日本・神戸で行われた初の決勝大会に進出。以来、参加国は約100カ国に拡大し、世界中のジュニアが目標とする大会となりました。
これまでの優勝チームからは、数々のトッププロが誕生しています。
男子ではラファエル・ナダル(スペイン/2002)、カルロス・アルカラス(スペイン/2018)、フェリックス・オジェ=アリアシムやデニス・シャポバロフ(カナダ/2015)など。
女子ではアシュリー・バーティ(オーストラリア/2011)、イガ・シフィオンテク(ポーランド/2016)、ココ・ガウフ(アメリカ/2018)らが名を連ねています。
まさに、「未来のグランドスラムチャンピオン」が初めて国を背負う舞台といえるでしょう。
日本代表を紹介:男子・女子ともに力をつけてきた世代
今回、日本から出場するメンバーは以下の通りです。
男子(Davis Cup Junior)
・渡邉栞太
・川口孝大
・阿部素晴
女子(Billie Jean King Cup Junior)
・駒田唯衣
・西脇美結
・渡辺葵依
男子はトルコ・エクアドル・エジプトと同じグループB、女子はルーマニア・ブラジル・カザフスタンと同じグループDに入りました。
この大会は“個人戦”とは異なり、チームとしての絆や、仲間を鼓舞する力が問われます。
勝敗を超えて、「国のために戦う」経験が選手を強くする大会でもあります。
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