12月は、多くのジュニア選手にとって「一年の締めくくり」と「次のシーズンへの助走」が重なる特別な時期です。
国内ではITF国際大会や招待制のハイレベル大会が行われ、海外では“登竜門”と呼ばれる歴史あるジュニア大会が集中します。
2025年12月に行われる主要ジュニア大会を一覧で紹介します。
2025年12月の主要ジュニア大会一覧
| 大会名 | 日程 | 開催地 | URL |
|---|---|---|---|
| リポビタン国際ジュニア in 愛媛(J30 Matsuyama) | 12月1日〜7日 | 愛媛県・愛媛県総合運動公園(ハード) | https://yonexkdyp.com/itf_ehime/ |
| Yoshi’s CUP 2025 | 12月12日〜14日 | 東京・有明テニスの森(インドア) | https://x.com/yoshiscup |
| IMG Academy International Championships | 11月25日〜12月7日 | 米国フロリダ州ブレーデントン | https://www.imgacademy.com/events/img-academy-international-tennis-championship |
| Orange Bowl International Tennis Championships(J500) | 12月6日〜14日 | 米国フロリダ・フォートローダーデール(クレー) | https://www.itftennis.com/en/tournament/j500-fort-lauderdale/usa/2025/j-j500-usa-2025-001/acceptance-list/ |
| Junior Orange Bowl(U12/U14) | 12月9日〜17日 | 米国フロリダ・コーラルゲーブルズ | https://www.orangebowl.org/orange-bowl-international-tennis-championships/ |
国内大会:成長と挑戦の舞台
◆ リポビタン国際ジュニア in 愛媛(J30 Matsuyama)
日程:予選 12月1〜2日、本戦 12月3〜7日
開催地:愛媛県総合運動公園
サーフェス:ハード
https://yonexkdyp.com/itf_ehime/
国内で開催される国際ジュニア大会。海外勢も参加し、世界ランキングポイントを獲得できる。
Yoshi’s CUP 2025
日程:12月12日〜14日
開催地:東京都・有明テニスの森(インドア)
サーフェス:ハード
https://x.com/yoshiscup
西岡良仁選手が主催する日本最高峰ジュニア招待大会。
毎年選ばれたトップジュニアのみが出場でき、試合はすべてライブ配信される予定。
配信先:U-NEXT、スターテニスアカデミー
海外大会:世界へつながるステージ
IMG Academy International Championships(旧エディ・ハー国際ジュニア選手権)
日程: 11月25日〜12月7日
開催地: 米国フロリダ州ブレーデントン・IMGアカデミー
カテゴリー: 国際大会(U12/U14/U16/U18/ITF J500)
https://www.imgacademy.com/events/img-academy-international-tennis-championship
世界90か国以上から2,000名を超える選手が集まる大規模ジュニア大会。多くのプロ選手がこの大会を経て羽ばたいており、世界のスカウトも注目する格式あるトーナメントです。
Orange Bowl International Tennis Championships(J500)
日程:12月6日〜14日
開催地:米国フロリダ州フォートローダーデール
サーフェス:クレー
https://www.itftennis.com/en/tournament/j500-fort-lauderdale/usa/2025/j-j500-usa-2025-001/acceptance-list/
ジュニア界で最も格式の高い大会のひとつ。
過去の大会出場者にはナダル、マレー、大坂なおみらが並び、世界の18歳以下トップが集結するまさに“登竜門”。
Junior Orange Bowl(U12/U14)
日程:12月9日〜17日
開催地:米国フロリダ州コーラルゲーブルズ
サーフェス:クレー
https://www.orangebowl.org/orange-bowl-international-tennis-championships/
U12・U14の世界大会として絶対的な権威を持つ。
世界70か国以上の選手が参加し、ここを勝ち上がった選手が将来のプロツアーで活躍する例も非常に多い。
12月は“戦う月”であると同時に“整える月”
12月は、大会が並ぶ一方で、ジュニア選手にとって オフシーズンとして心身を整える非常に重要な時期 でもあります。
1年間の疲労をリセットし、技術の細部を磨き、フィジカルを底上げし、不足していた課題にじっくり向き合える数少ないタイミングです。
また、ここで積み上げた準備は、年明けからの成長曲線に大きく影響します。「来年大きく飛躍するための助走期間」 として位置づけ、試合出場とリカバリー、トレーニングのバランスをどう組むかが勝負の分かれ目になります。
2025年を締めくくる12月を、“戦う月” と “整える月” のどちらもうまく活かし、次のシーズンを最高のスタートで迎えるための時間として過ごしていきましょう。

