― わからない言葉が“わかる”と、テニスがもっと楽しくなる ―
今回、初心者の親子が“迷わず調べられる”テニス用語辞典として、ルール・略語・プレー用語をあいうえお順にまとめました。
気になったときに、チェックしてみましょう!
目次
🎾ジュニアテニス用語の逆引き辞典(あいうえお順)
あ行
- アドバンテージ(Advantage/AD):デュースから1ポイントリードした状態。「Ad In(サーブ側)」「Ad Out(レシーブ側)」と表記。
- アプローチショット(Approach Shot):ネットに詰める前に打つ攻撃的ショット。ラリーの主導権を握る。
- アンフォースドエラー(Unforced Error):相手のプレッシャーがない状況での“自分のミス”。試合分析で多く使われる。
- イエローボール(Yellow Ball):一般公式ボール。ジュニア上級者や大会で使用される。
- インプレー(In Play):ボールがまだ有効な範囲にある状態。ラリー中のこと。
- エース(Ace):相手が触れられないサーブ。最も気持ちの良い得点。
- エッグボール(Egg Ball):高く弧を描いて落ちる強いトップスピンショット。ナダル選手の代名詞。
- エントリー(Entry):大会への申し込み。締切や方法は大会要項を確認。
- オープンスタンス(Open Stance):正面を相手に向けて打つ現代的フォーム。安定とパワーを両立。
- オムニコート(Omni Court):砂入り人工芝。日本のスクールで最も一般的なコート。
- オレンジボール(Orange Ball):ジュニア中級者用の低圧ボール。イエローへの移行に使われる。
か行
- カウンターショット(Counter Shot):相手のスピードを利用して打ち返すショット。反応力が大切。
- キープ(Hold):自分のサービスゲームを取ること。逆に落とされると“ブレーク”。
- クレーコート(Clay Court):土のコート。ボールが高く弾み、スピンが生きる。
- グリーンボール(Green Ball):低圧ボールの最終段階。大会前の練習に最適。
- グリップ(Grip):ラケットの握り方。イースタン/ウェスタン/コンチネンタルなど。
- ゲームポイント(Game Point):あと1ポイントでゲームを取れる場面。
- コードバイオレーション(Code Violation):暴言やマナー違反などの警告。ジュニアでは教育対象になる。
- コーチング(Coaching):試合中にアドバイスすること。多くの大会では禁止。
- コンシステンシー(Consistency):プレーの安定性。同じフォームで打ち続ける力。
- コート(Court):テニスを行う場所。ハード/クレー/オムニなど種類がある。
さ行
- サービス(Serve):試合の始まりのショット。1ポイントにつき2回まで打てる。
- サービスエース(Service Ace):相手が触れられない完璧なサーブ。
- シード(Seed):ランキング上位の選手。大会で早期対戦を避けるために配置される。
- セルフジャッジ(Self Judge):審判なしで自分で判定する仕組み。誠実さを学ぶ教育制度。
- スコア(Score):点数の表記。「15 → 30 → 40 → ゲーム」。
- スピン(Spin):ボールの回転。トップスピン・スライス・サイドスピンなど。
- スプリットステップ(Split Step):相手の打球に合わせて小さくジャンプする動作。反応の準備。
- ストローク(Stroke):ベースラインからの基本ショット。フォア・バックを含む。
- スライス(Slice):下回転で滑らせるショット。ラリーの緩急を作る。
- セットポイント(Set Point/SP):あと1ポイントでセットが取れる局面。
- セルフマネジメント(Self Management):体調・感情・練習を自分でコントロールする力。
た行
- タイブレーク(Tiebreak/TB):6-6時に行う決着方式。7点先取・2点差必要。
- タイムバイオレーション(Time Violation):プレーが遅すぎる場合の警告。
- ダブルス(Doubles):2対2の試合。ペアの連携が重要。
- ダブルフォルト(Double Fault/DF):サーブのフォルトを2回続ける失点。
- チャンスボール(Chance Ball):高く浅く返ってきた“決めどころ”のボール。
- デュース(Deuce):40-40の同点。2ポイント連取でゲーム獲得。
- トップスピン(Top Spin):上回転のショット。弧を描いて安全に落ちる。
- トス(Toss):サーブ時にボールを上げる動作。または試合前のコイントス。
- ドロップショット(Drop Shot):ネット際に落とすショット。相手を前に誘い出す。
- ドロー(Draw):大会の組み合わせ表。勝ち上がりを示す。
な行
- ネットプレー(Net Play):ネット際でのプレー。ボレー・スマッシュ中心。
- ノーアド(No-Ad):デュースなしの方式。40-40から次の1点で勝敗。
- ノータッチエース(No-touch Ace):相手が触れなかった完璧なサーブ。
- ノーバウンド(No Bounce):ボールをバウンドさせずに打つ(=ボレー)。
- ノーレット(No-Let):「ネットに当たって入ったサーブ」も“インプレー(有効)”扱いになるということ。
は行
- ハードコート(Hard Court):硬いコート。ボールが速く弾む。
- パッシングショット(Passing Shot):ネットに出た相手の横を抜くショット。
- パワーポジション(Power Position):ショットを打つ前の“構えの基本姿勢”のこと。膝を軽く曲げ、背筋を伸ばし、体重を両足のつま先寄りにかけた状態。
- バックハンド(Backhand):反対側の腕で打つショット。両手打ちが主流。
- バイ(Bye):出場人数が奇数の際に初戦を免除される。
- フィジカル(Physical):身体的能力・体力。基礎づくりが大切。
- フォアハンド(Forehand):利き手側で打つ基本ショット。
- フォルト(Fault):サーブの失敗。2回で1ポイント失う。
- フットフォールト(Foot Fault):サーブ時にラインを踏む反則。
- フラットショット(Flat Shot):回転の少ない直線的ショット。
- ブレーク(Break):相手のサービスゲームを奪うこと。
- ポイント(Point):得点の単位。1ポイント=1ラリーの勝者。
ま行
- マッチポイント(Match Point/MP):あと1ポイントで試合に勝つ局面。
- ミスショット(Miss Shot):狙い通りに打てなかったボール。
- メインドロー(Main Draw/MD):本戦。予選を勝ち上がった選手が出場。
- メンタル(Mental):精神面。集中力・冷静さ・切り替えの力。
- モチベーション(Motivation):やる気・意欲。テニスを続ける力。
や行
- ユニットターン(Unit Turn):肩と腰を一緒に回す準備動作。
- ユニフォーム(Uniform):試合着。大会規定がある場合も。
- ユースオリンピック(Youth Olympic):国際ジュニア競技大会。若手育成の舞台。
ら行
- ラッキールーザー(Lucky Loser/LL):予選で敗退した選手の中から、欠場者の代わりに本戦へ繰り上げ出場する制度。努力の証とも言われる。
- ラリー(Rally):打ち合い。テニスの基本。
- ランキングポイント(Ranking Point):大会成績で得られる得点。順位を決定する基準。
- リターン(Return):相手のサーブを打ち返すショット。試合のリズムを作る。
- レット(Let):サーブがネットに触れてインに入った場合のやり直し。
- レッドボール(Red Ball):初心者・低学年向けの低圧ボール。弾みが小さい。
- レシーブゲーム(Return Game):相手のサーブを受ける側のゲーム。
- レフェリー(Referee):大会の主審。トラブル対応やルール管理を行う。
わ行
- ワイドサーブ(Wide Serve):外側へ逃げるように打つサーブ。相手を動かす戦術。
- ワイルドカード(Wild Card/WC):主催者推薦で出場が許される枠。
- ワールドツアー(World Tour):国際大会シリーズ。ジュニア版もある。
- ワンバウンドリターン(One Bounce Return):1回だけバウンドさせて打つ通常プレー。
- ワークアウト(Workout):練習やフィジカルトレーニングの総称。
これで“観る・出る・語る”が全部わかる!
この辞典は、テニスを**「始める・支える・楽しむ」**すべての人のための“共通言語集”。
知らない言葉が減ると、テニスはもっと面白く、
子どもと語り合う時間もぐっと深まります

