ジュニアテニス家庭が早く知っておきたい5つの学び|ITIA報告書が示す危険②

テニス家族
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世界で戦う準備は、技術練習だけでは足りません。

前回は「怪しいDMに注意」というテーマでお伝えしました。

国際テニス・インテグリティ機関(ITIA)の2025年年次報告をさらに読み込むと、ジュニア選手の家庭が早い段階で知っておくべき“競技生活の現実”が多く詰まっています。

勝つための情報というより、続けるため・守るための情報です。

目次

サプリメントは“自己判断で飲まない”が世界基準

報告書では、相談窓口「The Line」に寄せられた問い合わせの中に、

  • Medication check(薬の確認)
  • Supplement check(サプリ確認)

が多く含まれていました。

これは何を意味するか。

トップ選手や関係者の間では、薬やサプリを事前確認する意識が高いことがうかがえます。

ジュニア家庭では、身近なものほど見落としやすいかもしれません。

例えば

  • 疲労回復サプリ
  • 海外製プロテイン
  • 花粉症薬
  • 風邪薬
  • 市販の栄養ドリンク

しかし将来国際大会やITFジュニアに進むなら、「口に入れるものは確認する習慣」 が早いうちから大切です。

英語力は成績だけでなく“身を守る力”

ITIAは選手向け教育を世界各地で実施し、オンライン講習も多数行っています。

将来海外大会に出る選手は、

  • ドーピング検査説明
  • ルール通知
  • 大会運営からの連絡
  • 不審な接触への対応
  • 公式書類確認

など、多くが英語です。

聞き取れずに困る場面が、競技現場では実際に起こり得ます。
つまり英語力は受験のためだけでなく、自分のキャリアを守る実用スキルでもあります。

“真面目な子”ほど断れない。だから断る練習が必要

不正接触や怪しい依頼は、脅しよりも“親切”から始まることがあります。

  • 応援してるよ
  • 手伝いたい
  • 紹介したい人がいる
  • 少しだけ情報教えて

礼儀正しい子、真面目な子ほど、相手を傷つけたくなくて断れないことがあります。

ジュニア期から家庭で、

  • 知らない人には返事を保留していい
  • その場で決めなくていい
  • 親に確認してからでいい

と教えることはとても重要です。

これは競技マナーではなく、自己防衛能力です。

プロを目指すなら“ルール学習”も練習の一部

報告書では、ITIAがジュニア選手への教育機会を拡大していると明記されています。
815人のジュニア選手が教育セッションや説明会に参加しました。

世界では、

  • ラケット練習
  • フィジカル
  • 戦術

だけでなく、

  • ドーピング規定
  • 賭博禁止規定
  • SNS注意
  • 将来的な契約やエージェントとの関わり方

まで知識が求められる時代になっています。

日本でも今後、こうした知識差が大きな差になるかもしれません。

本当に必要なのは“相談できる家庭”

ITIAが新たに相談窓口を作った背景には、「困っていても相談しづらい人がいる」という現実があります。

これは家庭でも同じです。

子どもが、

  • 変なDMが来た
  • 薬飲んだけど大丈夫?
  • コーチに言われて困っている
  • 試合で嫌な対応を受けた
  • SNSで嫌なことがあった

こうしたことを話せるかどうか。

強い家庭とは、厳しい家庭ではなく、困った時に相談できる家庭なのだと思います。

世界基準の育成は、技術+生活管理+知識

ジュニア育成というと、

  • サーブ速度
  • フットワーク
  • 試合経験

に目が向きます。

でもITIA報告書から見える現実は、

  • 口に入れるものを管理する力
  • 怪しい話を断る力
  • 英語で理解する力
  • ルールを知る力
  • 相談する力

これらも世界で戦う準備です。

強くなる準備と同じくらい、守る準備も大切です。
これを機に、ぜひ親子で一度話し合ってみてください。

引用元

International Tennis Integrity Agency, Annual Review 2025

テニス家族

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