8月24日に開幕した全日本ジュニアは、9月5日のU16・U18決勝で幕を閉じます。その翌日には、ニューヨークでUSオープンジュニアが開幕します。
国内では埼玉(J100)→兵庫・三木(J200)→大阪(J500)と、ITFジュニア大会が3週連続で開催。月末の世界スーパージュニアには、ジュニア世界ランキング上位の選手たちが来日します。
一方、中学生以下は、RSK全国選抜(U13)やU15全国選抜(中牟田杯)など、秋の全国大会につながる地域予選が始まる月。世代ごとに「見る」大会と「出る」大会がはっきり分かれる——それが9月です。
2026年9月の主要ジュニア大会一覧
| 大会名 | 日程 | 開催地 |
|---|---|---|
| ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権2026(U16・U18) 国内・U16/U18 | 8月30日(日)〜9月5日(土) | 東京・有明 |
| USオープンジュニア 海外・グランドスラムJr. | 9月6日(日)〜12日(土) ※予選9月3日〜 | アメリカ・ニューヨーク |
| ITF埼玉国際ジュニアテニス2026(J100) 国内ITF | 9月9日(水)〜13日(日) ※予選9月7日〜8日 | 埼玉・川口 |
| ジャパンオープンジュニアテニス選手権2026(J200) 国内ITF | 9月15日(火)〜20日(日) ※予選9月13日〜14日 | 兵庫・三木 |
| 大阪市長杯2026 世界スーパージュニアテニス選手権(J500) 国内ITF・今月のメイン | 9月21日(月)〜27日(日) ※予選9月19日〜20日 | 大阪・靱 |
| RSK全国選抜ジュニア 地域予選(U13) 国内・予選 | 関西 9月1日〜3日 関東 9月5日〜7日 | 大阪・北村/栃木・那須塩原 |
| U15全国選抜ジュニア(中牟田杯)地域予選 国内・予選 | 関西 9月7日〜11日 関東 9月12日〜14日 | 大阪・北村/栃木・那須塩原 |
※地域予選は関東・関西のみ掲載しています。他地域の予選日程は各地域テニス協会の発表をご確認ください。
国内大会|全日本ジュニアの決着から、3週連続の国内ITFへ
ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権2026(U16・U18)
日程:8月30日(日)〜9月5日(土)|開催地:東京・有明テニスの森公園|種目:男女U16・U18 シングルス/ダブルス
U12・U14が8月30日に終わり、同じ日からU16・U18がスタート。9月5日の決勝で、2026年の全日本ジュニアがすべて決まります。
例年、U18の上位選手には月末の世界スーパージュニア本戦ワイルドカードが与えられており、有明で勝った選手を、3週間後に大阪で世界のトップと戦う姿で見ることができます。シングルス準決勝・決勝で試験導入されるオフコートコーチングにも注目です。
▼ 結果は毎日更新中
ITF埼玉国際ジュニアテニス2026(J100)
日程:本戦 9月9日(水)〜13日(日)/予選 9月7日(月)〜8日(火)|開催地:グリーンテニスプラザ(埼玉・川口)|ドロー:シングルス32・ダブルス16|サーフェス:屋外ハード
国内ITF3連戦の1戦目。J100は、ITFジュニアポイントをこれから積みはじめる選手にとって現実的な入口です。
海外勢も来日しますが、3大会の中ではもっとも日本の選手が多く、全日本ジュニアを終えたばかりの選手がそのまま参戦するケースも見られます。予選からの挑戦を考えているなら、まずこの大会のエントリー条件を確認しておきましょう。
ジャパンオープンジュニアテニス選手権2026(J200)
日程:本戦 9月15日(火)〜20日(日)/予選 9月13日(日)〜14日(月)|開催地:ブルボンビーンズドーム(兵庫・三木)|ドロー:シングルス32・ダブルス16|サーフェス:屋内ハード
2戦目は兵庫・三木のインドア。この3連戦では唯一の屋内開催で、天候に左右されないぶん、日程どおりに試合が進みます。
格付けはJ200。埼玉からそのまま西へ移動してくる海外選手と、翌週の大阪を見据えた国内トップ層がぶつかる、実質的な「世界スーパージュニア前哨戦」です。
大阪市長杯2026 世界スーパージュニアテニス選手権(J500)【今月のメイン】
日程:本戦 9月21日(月・祝)〜27日(日)/予選 9月19日(土)〜20日(日)|開催地:モリタテニスセンター靱(大阪)|ドロー:シングルス64・ダブルス32|サーフェス:屋外ハード
そして月末、国内ITF3連戦の最終戦にして最高峰。J500はジュニアグランドスラムに次ぐ格付けで、アジアで開催されるJ500はこの大阪だけです。
USオープンジュニアを終えた世界ランキング上位の選手がそのまま来日し、1週間にわたって大阪で戦います。日本にいながら世界トップジュニアの試合を生で見られる、年に一度の機会です。
過去には綿貫陽介選手(2016年)や齋藤咲良選手(2022年)が優勝。2021年は男女とも日本勢(中村健太選手・木下晴結選手)が頂点に立ちました。日本勢がホームの声援を受けて上位に食い込む年も少なくありません。
観戦に行くなら、本戦の序盤(9月21日〜23日)がおすすめ。複数のコートで同時進行するため、1日で多くの選手のプレーを見ることができます。
ジュニア選手を連れて行くなら、同じ年代の世界のトップがどんなテンポで、どんな構えで試合をしているか——技術よりもそこを見せてあげてください。
▼ 日程・出場選手・見どころを1本にまとめました(大会期間中は結果を毎日更新)
全国大会への地域予選|中学生以下は「秋の全国」が動き出す
高校生以上がITFで世界とつながる一方、中学生以下の9月は、秋の全国大会に向けた予選の月です。
RSK全国選抜ジュニア(13歳以下・10月16日〜18日・岡山)と、U15全国選抜ジュニア・中牟田杯(15歳以下・10月下旬・福岡)の地域予選が、関東・関西でほぼ同時期に行われます。
| 大会 | 日程 | 会場 |
|---|---|---|
| RSK全国選抜ジュニア 予選(U13) 関西 | 9月1日(火)〜3日(木)※予備日4日 | マリンテニスパーク・北村(大阪市大正区) |
| RSK全国選抜ジュニア 予選(U13) 関東 | 9月5日(土)〜7日(月) | 石川スポーツグラウンドくろいそ(栃木) |
| U15全国選抜ジュニア(中牟田杯)予選 関西 | 9月7日(月)〜11日(金)※予備日12日 | マリンテニスパーク・北村(大阪市大正区) |
| U15全国選抜ジュニア(中牟田杯)予選 関東 | 9月12日(土)〜14日(月) | 石川スポーツグラウンドくろいそ(栃木) |
| 全日本ジュニア選抜室内 地区予選 関西 | 9月15日(火)〜16日(水)※予備日17日 | モリタテニスセンター靱(大阪) |
関東予選はいずれも平日を含む日程です。新学期が始まったばかりの時期なので、学校への連絡と宿泊の手配は早めに。
関西のRSK予選は9月1日開始と、夏休み明け早々の日程です。
※中牟田杯本戦の日程は、関東協会のガイドでは10月20日〜25日、JTAカレンダーでは10月27日〜11月1日と記載が分かれています。公式要項で確定次第、本記事を更新します。
海外大会|USオープンジュニアから、世界はハードコートの秋へ
USオープンジュニア(9月6日〜12日)
日程:本戦 9月6日(日)〜12日(土)/予選 9月3日(木)〜|開催地:USTAビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンター(アメリカ・ニューヨーク)|サーフェス:屋外ハード
2026年最後のジュニアグランドスラム。プロの本戦と同じ会場・同じ期間に行われるため、ジュニア選手がアーサー・アッシュ・スタジアムの空気のなかで試合をする、特別な1週間です。
ウィンブルドンジュニアから2か月。ヨーロッパのクレーから北米ハードへとサーフェスが変わり、勢力図も変わります。
全日本ジュニアU18の決勝翌日に開幕するため、日本勢は有明からニューヨークへ直行する選手も。出場選手・結果は本記事で追記していきます。
ITFジュニア|9月のメイン大会
USオープンが終わると、J300は世界各地に散ります。ヨーロッパ地域選手権(オーバープレンドルフ)、北京、そして月末にはスペインと北米。
日本の世界スーパージュニアは、この中でも唯一のJ500として、9月の世界のジュニアカレンダーの中心に位置しています。
| 大会 | 日程 | 位置づけ |
|---|---|---|
| J300 レパンティニー カナダ | 8月29日〜9月4日 | USオープンJr.直前の調整大会 |
| J300 アスタナ カザフスタン | 9月7日〜12日 | 中央アジアのハード |
| J300 オーバープレンドルフ(ヨーロッパ地域選手権) オーストリア | 9月14日〜20日 | 欧州の地域王者決定戦(クレー) |
| J300 北京 中国 | 9月15日〜20日 | 大阪の前週・アジアのJ300 |
| J500 大阪(世界スーパージュニア) 日本 | 9月21日〜27日 | アジア唯一のJ500 |
| J300 サンシェンショ スペイン | 9月22日〜27日 | 欧州ハード |
| J300 スプリング(パンアメリカンITF) アメリカ | 9月28日〜10月3日 | 北米の地域大会 |
北京(J300)→大阪(J500)→春川・香港(J200)と、9月中旬から10月頭にかけてアジアにハイグレードの大会が連続します。海外の上位選手がこのルートでアジアを回るため、大阪には例年以上に強い顔ぶれが集まる可能性があります。
アジアのITFジュニア|日本から挑戦しやすい大会
9月は台湾で4週連続、月末からはベトナム・インドネシア・韓国・香港と、アジアで大会が途切れません。国内3連戦に出場できない選手にとっては、時差も渡航費も小さいアジアが現実的な選択肢です。
| 大会 | 日程 | 開催地 |
|---|---|---|
| J30 桃園(タオユエン) | 8月31日〜9月5日/9月8日〜12日(2週連続) | 台湾 |
| J200 南京 | 9月8日〜12日 | 中国 |
| J30 台中 | 9月14日〜19日 | 台湾 |
| J30 苗栗(ミャオリー) | 9月21日〜26日 | 台湾 |
| J100 香港 | 9月22日〜26日 | 香港 |
| J30 ファンティエット | 9月22日〜27日/9月28日〜10月4日(2週連続) | ベトナム |
| J30 スラバヤ | 9月28日〜10月3日 | インドネシア |
| J200 春川(チュンチョン) | 9月29日〜10月4日 | 韓国 |
| J200 香港 | 9月29日〜10月3日 | 香港 |
台湾は桃園→桃園→台中→苗栗と4週連続。ベトナムのファンティエットも2週連続開催で、1回の渡航で2大会に出場できます。
月末の香港はJ100からJ200へ格が上がる2週連続なので、J100で勝ち上がった翌週にそのままJ200へ、という流れも作れます。
※上の表はアジア開催の主な大会の抜粋です。全大会はITF公式カレンダーで確認できます。
📌 10月・11月の予告
10月は秋の全国大会シーズン。青森で国民スポーツ大会テニス競技(10月11日〜14日・新青森県総合運動公園)、岡山でRSK全国選抜ジュニア(10月16日〜18日)が開催されます。
続いて、東京で全国小学生テニス選手権ファイナルステージ(10月28日〜31日・予定)、福岡でU15全国選抜ジュニア・中牟田杯(10月下旬)。
そして11月2日〜8日には、エジプト・カイロでデビスカップジュニア/ビリー・ジーン・キングカップジュニア(16歳以下・国別対抗)のファイナルズが開催。日本は男女とも出場権を獲得済みです。
9月をどう過ごすか——「見る」ことが、来年の「出る」をつくる
9月は、ジュニア選手にとって「見る月」にできる珍しい月です。埼玉・三木・大阪と、3週連続で世界基準の試合が国内で行われ、しかも大阪には世界ランキング上位の選手が揃います。
海外遠征には数十万円かかりますが、大阪なら日帰りや1泊で、同じレベルの試合を見ることができます。
まだ9月は暑さが残ります。特に埼玉と大阪は屋外ハードの日中開催。観戦する側も、試合に出る側も、8月と同じ暑熱対策を続けてください。
そして新学期。大会が続く選手ほど、学校との両立の段取りを最初の1週間で整えておくことが、秋シーズン全体の安定につながります。
あわせて読みたい
出典・参考:
・2026年ジュニア国際大会・全国大会カレンダー(日本テニス協会)
・2026年ジュニアトーナメントガイド(関東テニス協会)
・ジュニア大会日程(関西テニス協会)
・ITF World Tennis Tour Juniors Calendar(ITF公式)
・Davis Cup Junior & BJK Cup Junior Finals 2026(ITF公式)
・第80回国民スポーツ大会 国スポ競技日程(青森市実行委員会)
本記事の日程は2026年8月時点の各主催者発表に基づいています。日程・会場は変更される場合があります。参加・観戦の際は必ず各大会の公式発表をご確認ください。

