📝 一言メモ:全小はJTA公式の情報が9つのページに分かれていて、「うちの子は何をすればファイナルに行けるのか」がいちばん分かりにくい大会です。この記事は、2ステージ制のしくみを1本の線でつなぎ、必要なリンクを1画面にまとめた「全小の入口」として作りました。
🎾 いま見るべき情報(大会公式)
最終更新:2026年8月13日 9:57 / 大会公式の掲載状況に合わせて更新しています
▶ 宮崎での日程は8月8日に終了しました。ただし大会はまだ途中です。
▶ ファーストステージ決勝は10月に東京・相娯園で行われます。ここでファイナルステージ進出の12名が決まります(実施日は下の「ドロー・結果はどこで見る?」を参照)。
▶ ファイナルステージは10月28日(水・練習日)〜31日(土)、本戦は29日(木)からです。
小学生テニスの日本一が決まる大会が、第44回第一生命全国小学生テニス選手権です。2026年は8月6日〜8日に宮崎でファーストステージ、10月28日〜31日に東京・相娯園でファイナルステージという2ステージ制。全国9地域から集まった男女各96名が、最後の16名まで絞られていきます。この記事では、大会要項をもとに日程・出場までの道のり・2ステージ制のしくみを、保護者の方にも分かりやすく整理しました。
大会の呼び方について:正式名称は「第一生命全国小学生テニス選手権大会」。現場では「全小(ぜんしょう)」と呼ばれます。中学生の全国大会である「全中」と対になる呼び方です。タイトルを争う種目は男女シングルスのみで、学校対抗の団体戦はありません。ただし予選リーグで2〜4位となった選手は、最終日にダブルスの試合を行います。
全小2026の日程・会場【一覧表】
ファーストステージ(8月6日〜8日・宮崎)
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 8月5日(水) | 練習日 |
| 8月6日(木) | 練習/開会式 12:30〜13:00/予選リーグ開始 |
| 8月7日(金) | 予選リーグ |
| 8月8日(土) | 予選リーグ最終日/2〜4位の選手はダブルス |
会場:ひなた宮崎県総合運動公園 テニスコート(ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI)/宮崎県宮崎市大字熊野1443-12
ファイナルステージ(10月28日〜31日・東京)
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 10月28日(水) | 練習日 |
| 10月29日(木) | 1回戦 |
| 10月30日(金) | 準々決勝・準決勝 |
| 10月31日(土) | 決勝・3位決定戦/表彰式 |
会場:第一生命相娯園テニスコート(東京都世田谷区給田)
サーフェス:レッドクレーコート
アクセス:京王線・仙川駅から徒歩約10分
ここでいちばん誤解が起きやすいのが、大会がまだ終わっていないことです。
大会日程では、ファーストステージの決勝は8月8日(土)に「リーグ決勝」として予定されていました。しかし宮崎での日程は8月8日で終わり、大会システム(JTAプレイヤーゾーン)にも同日「ファーストステージ全試合終了しました」と掲示されています。
そのうえでJTAは翌8月9日、「【ファーストステージ決勝進出選手】ファーストステージ決勝について」というお知らせを掲載しました。ファーストステージ決勝は、ファイナルステージの会場である東京・第一生命相娯園で、10月に行われます。テニスマガジンONLINEは、台風の影響で予選リーグの形式が変更され、決定戦はファイナルステージ開幕前日の10月27日に行われることになったと報じています。
ただしJTAの大会日程ページは、10月28日を「練習日」と表示したままで、決勝の日付は反映されていません。実施日と開始時刻は、大会公式のお知らせ本文で必ずご確認ください(冒頭の「お知らせ一覧」ボタンから開けます)。いずれにせよ確かなのは、8月の時点ではファイナルステージに進む16名がまだ決まっていないという点です。
あわせて読みたい
全小の2ステージ制はどうなっている?【96名→16名】
全小がほかの全国大会と違うのは、夏と秋の2回に分けて開催されることです。この構造がJTA公式では複数のページと要項PDFに分かれていて、全体像がつかみにくくなっています。ひとつの流れとして整理すると、次のようになります。
ファーストステージ(宮崎)からファイナルステージ(東京)までの道のり
- 都道府県予選と地域大会を勝ち抜いた男女各96名が宮崎に集まる
- 4名1組の予選リーグを戦う(96名なので24ブロック)
- 各ブロックの1位24名が勝ち上がる
- その24名でファーストステージ決勝(2026年は10月・東京)
- 勝ち上がった12名+JTAランキングによる4名=16名がファイナルステージへ
- 16名のトーナメントで日本一を決める(10月29日〜31日)
ファイナルステージの16枠のうち、ファーストステージから進めるのは12名。96名から12名なので、8人に1人という関門です。1日にいくつも試合をこなしながら、そのすべてで結果を出さなければ次に進めない。トーナメントのように「1回勝てば次」ではないところが、全小の独特さです。
なお2026年のファーストステージは、要項上は「1ブロック4名の予選リーグ」でしたが、大会中に試合形式の変更が案内されました。テニスマガジンONLINEは、台風の影響で4人のトーナメント制(2試合勝てば勝者)に変更されたと報じています。実際に採用された形式は大会公式のお知らせでご確認ください。
ランキングで決まる4枠
ファイナルステージ16名のうち4名は、ファーストステージを経ずに選ばれます。要項では2026年6月3日付のJTAランキングによる選出と定められています(「予定」と付記あり)。つまりファーストステージを勝ち抜く道は12枠ということになります。
あわせて読みたい
- 全日本ジュニアテニス選手権2026 完全ガイド(12歳以下の部があります)
出場するには?参加資格と地域の出場枠
参加資格
- 2026年12月31日までに満9歳の誕生日を迎える、日本国内の小学校に在籍している選手
- JTAジュニア選手登録を行い、JPIN(選手番号)を取得していること
- 各地域テニス協会またはJTAの推薦を受けていること
- 原則として日本国籍を有すること(外国籍の場合は大会開催初日から過去12か月以上の日本在住)
要項に学年の指定はありません。下限は満9歳、上限は「小学校に在籍していること」で区切られます。低学年から出場を狙う場合、9歳の誕生日がいつ来るかがそのまま条件になります。
地域別の出場枠
男女各96名の内訳は、大きく2つに分かれます。
- 都道府県予選枠 49(47都道府県+北海道ブロック1+開催地の宮崎1)
- 地域推薦枠 47(全国9地域の基本枠3名×9=27+ドント枠20)
つまり約半数は都道府県予選の代表で、残りが地域大会からの推薦です。地域推薦枠のうち27は9地域に3名ずつ保証され、残る20枠がドント方式で登録者数に応じて配分されます。
2026年のドント枠の配分は男女で異なりました。男子は関東12・関西5・東海2・九州1、女子は関東10・東海3・関西2・四国2・九州2・中国1です。基本枠3名が保証されているので競技人口の少ない地域からも必ず代表が出る一方、追加枠は登録者数に応じて動くため、年によって配分先が変わります。
エントリーと参加料(2026年の実績)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エントリー期間 | 2026年5月26日(火)0:00 〜 7月5日 13:59 |
| ウィズドロー締切 | 2026年7月14日(火)23:59 |
| エントリー方法 | JTAプレーヤーゾーンからオンラインで |
| 参加料 | 11,540円(参加料11,000円+ワンコイン制度金100円+ジュニアJPIN運用経費440円) |
エントリー時に小学校名・氏名・ふりがなをメモ欄へ記入する決まりがあります。これがそのままプログラムとドローに掲載されるので、書き漏らさないよう注意してください。補欠の選手も期間内のエントリーが必要で、締切後に欠員が出た場合に大会から連絡が入る仕組みです。
試合形式はステージで変わる
全小を観るうえで知っておきたいのが、ファーストステージとファイナルステージで試合形式が違うことです。
| ファーストステージ | ファイナルステージ | |
|---|---|---|
| 形式 | 2ショートセット+ファイナルはマッチタイブレーク(7ポイント) | ベストオブ3タイブレークセットマッチ(6-6で7ポイントタイブレーク) |
| ポイント | ノーアドバンテージ | 通常のアドバンテージ |
| サーブ | ノーレット | 要項に明記なし |
| 方式 | 4名1組の予選リーグ | 16ドローのトーナメント |
※2026年のファーストステージは、大会中に試合形式の変更が案内されました。ファーストステージ決勝もその変更後の形式で行われます。上の表は開催要項の記載にもとづくものなので、最新の形式は大会公式のお知らせでご確認ください。
ファーストステージは3日間で大量の試合をさばく必要があるため、短時間で決着する形式です。デュースが続かないノーアドバンテージなので、1本のポイントがゲームを決める場面が何度も来ます。逆にファイナルステージは通常のベストオブ3。競り合いを耐える力や、セットを落としてから戻す力が問われます。
同じ大会でありながら、夏に求められる強さと秋に求められる強さが違う。ここが全小の面白さでもあり、難しさでもあります。
ヒートルールとコーチング
暑さ対策は「テニスルールブック2026」の規定に従い、WBGT(暑さ指数)の測定値に応じてヒートルールが適用されます。大会の競技注意事項では、WBGT 30.1℃でコート上に5分間の休憩、32.2℃以上で試合の中断や開始遅延を検討という具体的な数値が示されています。JTAの公式テニストーナメント開催ガイドラインも遵守されます。8月の宮崎は厳しい暑さになるため、ファーストステージでは特に重要なルールです。
なお全小の要項には「オフコートコーチングは本大会では採用しません」と明記されています(理由の記載はありません)。試合中に助言を受けられないぶん、コートの中で起きていることを自分で読み取って修正する力が、そのまま結果に出る大会だといえます。
また競技注意事項では、コーチや保護者を対象としたペナルティ規定も設けられています。応援に行かれる際は、事前に目を通しておくと安心です。
あわせて読みたい
ドロー・結果はどこで見る?
全小でいちばん分かりにくいのがここです。ドローと試合結果の本体は、JTA本体のサイトではなく「プレイヤーゾーン」という別システムにあります。
1. ドロー・結果はプレイヤーゾーンで
JTAのトーナメントシステム(プレイヤーゾーン)に大会ページがあり、そこでドローと結果が随時更新されます。この記事の冒頭にある「ドロー・結果(プレイヤーゾーン)」のボタンから直接開けます。JTA公式サイトからたどると「試合・結果」ページの奥に1本リンクがあるだけなので、ブックマークしておくと毎回探さずに済みます。
2. OP(試合順)は日ごとのPDF
OPは「翌日、誰が何番コートの何試合目に入るか」を示した表です。全小では日付ごとに別のPDFで公開されます(ファーストステージでは「8.7 OP」「8.8 OP」という形で掲載されました)。応援に行く前日の夜に確認しておくと安心です。前の試合の進行によって開始時刻は前後するので、書かれた時刻は目安と考えて、余裕をもって会場入りしてください。
3. お知らせ一覧は必ずチェック
全小は運営情報がお知らせ欄に集中します。お弁当の受取時間、練習コートの開放、そしてファーストステージ決勝の実施日案内も、すべてここに出ました。大会が近づいたら1日1回はお知らせ一覧を見るくらいでちょうどいいです。
2026年は8月3日に「令和8年熊本地震に伴う全小大会の開催について」が掲載されました。宮崎県内は通常どおりで会場のコートにも損傷がないことを確認したうえで、予定どおりの開催が決定。開会式で避難経路を案内する旨も告知されています。こうした判断が最初に出るのもお知らせ欄です。
4. ライブ配信
大会公式サイトにライブ配信のページが用意されています。会場が遠くて応援に行けない場合の選択肢になります。配信の有無と対象試合は大会が近づいてから掲載されるので、冒頭のボタンから確認してください。
🎾 全小2026 結果速報(大会期間中に毎日更新)
10月のファーストステージ決勝から、31日のファイナルステージ決勝まで。このセクションで日々の結果をお届けします。ブックマークしてお待ちください。
応援・観戦する保護者へ
ファイナルステージ(10月・東京)
- アクセス:第一生命相娯園テニスコートは東京都世田谷区給田。京王線・仙川駅から徒歩約10分です
- 10月下旬の東京:日中は過ごしやすい一方、朝晩は冷えます。屋外で長時間になるので、羽織るものを1枚多めに
- 宿泊:ファイナルステージの宿泊は各自での手配です。10月末の東京は混み合うので、進出が決まったら早めに押さえておくと安心です
- ファーストステージ決勝に出る選手は要注意:ファイナルステージ本戦(29日)より前に東京入りする必要があります。実施日は大会公式のお知らせでご確認ください
- サーフェスはレッドクレー:普段ハードコートで練習している選手にとっては足元の感覚が変わります。滑りに対応できるシューズと、砂で汚れる前提のウェアの準備を
- 持ち物:要項では保護者またはコーチの引率同伴が求められています。マイナンバーカードまたは保険資格確認書の持参、スポーツ傷害保険への加入も条件です。ドーピング・コントロール対象大会でもあります
ファーストステージ(8月・宮崎)
- 会場:ひなた宮崎県総合運動公園。宮崎空港からのアクセスがよく、県外からは飛行機での移動が現実的です
- 暑さ:8月上旬の宮崎は厳しい暑さになります。WBGTによるヒートルールが適用される前提で、応援する側も日陰・水分・塩分の準備を
- お弁当:会場での弁当注文が事前受付されます(2026年は7月31日14:00締切でした)。締切が早いので要注意です
あわせて読みたい
大会の主催と、44年の歴史
主催は公益財団法人日本テニス協会(JTA)。主管を株式会社フミヤスポーツと株式会社クラミツプラモートが務め、第一生命保険株式会社が特別協賛、大会ボールはヨネックスが協賛しています。大会名に「第一生命」が入り、決勝の舞台が第一生命相娯園テニスコートであるのは、この長年の協賛関係によるものです。
第1回は1983年。2026年で第44回を数えます。JTA公式サイトには第1回からの記録がPDFで残されていて、第38回(2020年)は新型コロナウイルスの影響で中止、第40回(2022年)は雨によりコンソレーションが中止になったことも記録されています。
優勝者に贈られるもの
優勝者には第一生命杯・第一生命賞・JTA楯・倉光賞(金メダル)が贈られます。準優勝は第一生命賞・JTA楯・倉光賞(銀)、第3位は同じく銅、第4位にはJTA楯が贈られます。
過去の結果
JTA公式サイトの「過去の情報」には、第1回(1983年)以降の要項とドローがPDFで公開されています。直近の3大会は次のとおりです。
| 年(回) | ドロー |
|---|---|
| 2025年(第43回) | 男子シングルス/女子シングルス |
| 2024年(第42回) | 男子シングルス/女子シングルス |
| 2023年(第41回) | 男子シングルス/女子シングルス |
| 1983〜2022年(第1〜40回) | JTA公式「過去の情報」から |
よくある質問
Q. 全小2026はいつ・どこで開催されますか?
A. ファーストステージが2026年8月6日(木)〜8日(土)に宮崎県のひなた宮崎県総合運動公園、ファイナルステージが10月28日(水)〜31日(土)に東京都世田谷区の第一生命相娯園テニスコートで行われます。28日は練習日で、本戦は29日(木)からです。
Q. ファイナルステージに進めるのは何人ですか?
A. 男女それぞれ16名です。内訳はファーストステージを勝ち上がった12名と、2026年6月3日付のJTAランキングで選ばれる4名。ファーストステージは男女各96名で始まるので、そこから進めるのは8人に1人という計算になります。
Q. 出場するにはどうすればいいですか?
A. 2026年12月31日までに満9歳になる小学校在籍者で、JTAジュニア選手登録とJPIN取得を済ませ、地域テニス協会またはJTAの推薦を受けることが条件です。エントリーはJTAプレーヤーゾーンからオンラインで行います。
Q. 試合形式は?
A. ステージで変わります。ファーストステージは2ショートセット+ファイナルがマッチタイブレーク(7ポイント)で、ノーアドバンテージ・ノーレットを採用。ファイナルステージはベストオブ3タイブレークセットマッチです。なお2026年は大会中にファーストステージの形式変更が案内されているため、最新情報は大会公式のお知らせでご確認ください。
Q. ダブルスや団体戦はありますか?
A. タイトルを争う種目は男女シングルスのみで、学校対抗の団体戦はありません。ただし予選リーグで2〜4位となった選手は、最終日にダブルスの試合を行います。団体戦がある全中とは、この点が大きく違います。
Q. ドローや結果はどこで見られますか?
A. JTAのプレイヤーゾーン(トーナメントシステム)の大会ページで随時更新されます。この記事の冒頭にあるボタンから直接開けます。当サイトでも大会期間中は結果を毎日更新します。
出典・参考
・全国小学生テニス選手権 大会公式サイト(日本テニス協会)
・第44回第一生命全国小学生テニス選手権大会 開催要項
・大会日程/試合・結果/お知らせ一覧/出場予定選手(出場枠・競技注意事項)
・競技の注意事項(WBGT・ペナルティ規定)
・第一生命相娯園テニスコート(世田谷区スポーツ振興財団)
・テニスマガジンONLINE|第44回全国小学生 ファーストステージ関連記事
本記事の内容は2026年8月時点の大会要項・公式発表に基づいています。日程・会場・ルールは天候その他の事情により変更される場合があります。お出かけの前には必ず大会公式サイトで最新情報をご確認ください。

