最終更新:2026年8月●日(出場予定はITFアクセプタンスリスト8月24日確認時点)
🎾 9月6日開幕:日本勢の出場予定と結果速報はこのページで
2026年のUSオープンジュニアは、9月3日に予選、9月6日に本戦が開幕します。日本からは男子3選手が本戦にストレートインする予定です。
USオープンジュニアは、テニスの4大大会「グランドスラム」のジュニア部門の最終戦です。2026年は9月6日(日)に本戦が開幕し、12日(土)の決勝まで、ニューヨークで争われます(予選は9月3日〜)。
会場はプロと同じUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンター。世界中の18歳以下のトップ選手が、プロの本戦2週目と同じ敷地で「今年最強のジュニア」の座を懸けて戦います。
この記事では、大会の成り立ちから歴代優勝者、日本人選手の記録、出場に必要な世界ランキングまでを1本にまとめました。日本勢の戦績は大会期間中、このページで毎日更新します。
🎾 日本勢の出場予定・結果速報(随時更新)
出場予定は8月24日時点のITFアクセプタンスリストに基づきます。
ドロー発表後は日本勢の初戦カードを、大会が始まったら毎日の結果を、この下に追記していきます。
出場予定の日本人選手(8月24日時点)
男子は3選手が、ランキングによる直接受理(ストレートイン)で本戦に入っています。
- 田畑 遼選手(世界22位)
- 川西 飛生選手(世界32位)
- 渡邉 栞太選手(世界36位)
予選には奈良 恒輝選手(世界78位)が入りました。予選は32ドローで行われ、2連勝すると本戦に進めます。
女子は現時点で、本戦・予選の出場枠に日本人選手が入っていません。補欠リストの上位には若菜 蘭選手、吉田 理世選手らが控えており、欠場者が出れば繰り上がる可能性があります。
※ランキングはエントリー締切時点(7月下旬)のITFジュニア世界ランキングです
※出場選手は開幕直前まで変動します。確定はドロー発表後にこのページでお伝えします
今年の本戦はどんな顔ぶれ?
男子はエントリー時点で、今年のグランドスラムジュニア3大会を制した3人——全豪王者セシュコ選手(スロベニア)、全仏王者ミゲル選手(ブラジル)、ウィンブルドン王者リー選手(米国)——が全員名を連ねました。
年間最後のグランドスラムで、3人の王者に挑む構図。日本の3選手がここにどう食い込むかが、最大の見どころです。
なかでも田畑遼選手は、1月の全豪ジュニアでベスト4に進み、準決勝で優勝者のセシュコ選手に敗れています。ニューヨークは雪辱の舞台でもあります。
女子はジュニア世界1位のスン・シンラン選手(中国)、全豪王者エフレモワ選手(フランス)らがエントリーしています。
USオープンジュニアとは?成り立ちと大会の位置づけ
USオープンジュニアは、18歳以下の世界ツアー「ITFワールドテニスツアー・ジュニアズ」の最高カテゴリー、グランドスラムジュニアの一つです。
全豪(1月)→全仏(5〜6月)→ウィンブルドン(6〜7月)→全米(9月)という1年の流れの最後に位置し、ジュニアシーズンの集大成となる大会です。
歴史は長く、ITFの公式記録では男子シングルスが1973年、女子シングルスが1974年に始まっています。半世紀にわたって、世界のトップ選手を送り出してきました。
最大の特徴は、プロの本戦と同じ期間・同じ会場で開催されること。ジュニアの試合が始まる大会2週目は、プロの優勝争いが佳境を迎えるタイミングです。世界最大級のテニスの祭典の中で、ジュニアたちは1週間を過ごします。
「全米ジュニア選手権」との違い
よく似た名前の大会に、USTA(米国テニス協会)が開催する全米ジュニア選手権(ナショナル選手権)があります。こちらはアメリカ国内の選手権で、男子はカラマズーで開催されることで有名です。
USオープンジュニアは、これとは別の大会。世界ランキング上位の選手だけが出場できる国際大会で、いわば「世界一決定戦」です。
歴代優勝者|ここから世界王者が生まれた
USオープンジュニアの優勝者リストは、そのまま「未来の世界王者リスト」でもあります。主な優勝者を挙げます。
| 年 | 優勝者 | その後の主な実績 |
|---|---|---|
| 1982年 | パット・キャッシュさん 男子・オーストラリア | 1987年ウィンブルドン優勝 |
| 1983年 | ステファン・エドベリさん 男子・スウェーデン | 元世界1位・4大大会6勝 |
| 1989年 | ジェニファー・カプリアティさん 女子・米国 | 4大大会3勝・元世界1位 |
| 1992年 | リンゼイ・ダベンポートさん 女子・米国 | 1998年全米優勝・元世界1位 |
| 2000年 | アンディ・ロディックさん 男子・米国 | 2003年全米優勝・元世界1位 |
| 2001年 | マリオン・バルトリさん 女子・フランス | 2013年ウィンブルドン優勝 |
| 2004年 | アンディ・マレーさん 男子・英国 | 2012年全米優勝・ウィンブルドン2勝 |
| 2008年 | グリゴール・ディミトロフ選手 男子・ブルガリア | 元世界3位 |
| 2023年 | ジョアン・フォンセカ選手 男子・ブラジル | プロツアーで急成長中 |
| 2025年 | イバン・イワノフ選手 男子・ブルガリア | ウィンブルドンとの2大会連続制覇 |
| 2025年 | ジェリーヌ・バンドロム選手 女子・ベルギー | 現在はプロツアーに挑戦中 |
特筆すべきは、ジュニアと本家USオープンの「両方」を制した選手が4人いること。エドベリさん、ダベンポートさん、ロディックさん、マレーさんです。
ニューヨークのジュニアタイトルが、そのまま世界の頂点につながった例が、半世紀で4回も生まれています。
「準優勝」の顔ぶれも豪華
実は準優勝者のリストも負けていません。1984年のボリス・ベッカーさん、1994年のマルチナ・ヒンギスさん、1998年のロジャー・フェデラーさん。いずれも決勝で敗れています。
2017年には、当時13歳のココ・ガウフ選手が決勝に進出し、アニシモワ選手に敗れました。そのガウフ選手は6年後の2023年、プロの全米女王になっています。
ジュニアで頂点に立てなくても、未来は開ける。優勝者と準優勝者の両方のリストが、それを教えてくれます。
日本人の記録|「全米のシングルス」だけが、まだない
日本勢はこの大会で、あと一歩のところまで何度も迫ってきました。主な記録をまとめます。
| 年 | 選手 | 種目 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 1993年 | 吉田友佳さん | 女子シングルス | 準優勝 |
| 2014年 | 中川直樹選手 | 男子ダブルス | 優勝 |
| 2023年 | 里菜央選手・齋藤咲良選手 | 女子ダブルス | 準優勝 |
| 2024年 | 坂本怜選手 | 男子ダブルス/シングルス | 優勝/ベスト4 |
| 2024年 | 園部八奏選手 | 女子シングルス | 準優勝 |
2014年の中川直樹選手は、オーストラリアのジェシカ選手とペアを組んで男子ダブルスを制覇。錦織圭選手の2006年全仏ジュニア以来、8年ぶりの日本人グランドスラムジュニアタイトルでした。
2024年は日本勢の当たり年でした。坂本怜選手がシングルスでベスト4に進み、チェコのムルバ選手と組んだダブルスで優勝。園部八奏選手は女子シングルスで、1993年の吉田友佳さん以来31年ぶりの決勝に進みました。
園部選手は決勝で英国のストイサビレビッチ選手に敗れ、頂点にはあと一歩届かず。しかしその悔しさを翌2025年1月の全豪ジュニア優勝につなげています。
グランドスラムジュニア全体でみると
日本人のジュニアグランドスラム・シングルス優勝は、これまでに4人・5勝あります。
- 1969年 沢松和子さん 全仏・ウィンブルドン(女子)
- 2019年 望月慎太郎選手 ウィンブルドン(男子)
- 2024年 坂本怜選手 全豪(男子)
- 2025年 園部八奏選手 全豪(女子)
並べてみると気づくことがあります。全豪・全仏・ウィンブルドンにはあるのに、全米のシングルスタイトルだけが、まだ日本にないのです。
吉田友佳さん、園部八奏選手と、決勝までは2度届いています。「最後の1勝」を誰が最初に挙げるのか——日本のテニスファンにとって、この大会を見る大きな理由です。
なお昨年2025年は、女子で沢代榎音選手と予選を勝ち上がった吉田理世選手がそろって初戦を突破。男子では富澤直人選手が予選を突破して本戦に進みました。
出場するには?本戦・予選に必要な世界ランキング
USオープンジュニアに出場できるかどうかは、原則としてITFジュニア世界ランキングで決まります。エントリー締切時点(2026年は7月下旬)のランキング順に、本戦→予選→補欠と振り分けられます。
本戦は64ドロー。2026年男子の内訳は、ランキングによる直接受理が46人、予選通過者が8人、ワイルドカード(主催者推薦)が8人、スペシャルイグゼンプト(直前の大会で勝ち残っていて予選に出られない選手の救済枠)が2人です。
予選は32ドローで、2連勝した男女各8人が本戦に進みます。
では、何位なら入れるのか
直近2年の「当落ライン」を見てみましょう。
| 2025年 | 2026年 | |
|---|---|---|
| 男子・本戦 | 世界49位 | 世界47位 |
| 男子・予選 | 世界79位 | 世界77位 |
| 女子・本戦 | 世界50位 | 世界54位 |
| 女子・予選 | 世界85位 | 世界87位 |
※エントリー締切時点の初期ラインです。締切後の欠場(ウィズドロー)で繰り上がりが発生するため、実際の当落はここからさらに下のランキングまで動きます
目安としては、本戦ストレートインが世界50位前後、予選エントリーが80位前後。ここに8枠のワイルドカードが加わりますが、その多くは例年、開催国の米国選手に与えられます。
出場できるのは18歳以下の選手です。年齢資格やランキングの仕組みの詳細は、規定ガイドにまとめています。
USオープンジュニアを目指すには|4つのステップ
「世界50位前後」と聞くと途方もなく感じるかもしれません。しかし道筋そのものは、はっきりしています。
STEP1 国内大会で実績をつくる
全日本ジュニアなど、国内の全国大会で上位に入る力をつける
STEP2 ITFジュニアの入口・J30〜J100に出る
国内やアジア開催の大会でITFポイントを取り、世界ランキングを持つ
STEP3 J200〜J500でランキングを上げる
世界スーパージュニア(大阪・J500)などグレードの高い大会で勝つ
STEP4 世界50位前後まで来たら、グランドスラムジュニアへ
全豪→全仏→ウィンブルドン→全米。エントリーは締切時点のランキングで決まる
ポイントは、STEP2〜3のかなりの部分が日本国内で完結することです。今年の9月だけでも、埼玉(J100)→三木(J200)→大阪(J500・世界スーパージュニア)と、3週連続で国内ITF大会があります。
今年本戦に入った田畑選手・川西選手・渡邉選手の3人も、国内大会とITFジュニアでランキングを積み上げ、7月のウィンブルドンジュニアを経てニューヨークにたどり着きました。
一方で、海外遠征が増えるほど費用の問題は現実的になります。遠征費の全体像は費用ガイドにまとめているので、あわせてご覧ください。
ドロー・結果はどこで見られる?
ドローと結果は、ITF公式の大会ページとUSオープン公式サイトで確認できます。
ニューヨークと日本の時差は13時間(サマータイム期間中)。現地の昼間に行われる試合は、日本では深夜から早朝にあたります。
つまり「朝起きたら結果が出そろっている」大会です。日本勢の結果は毎朝、このページの速報セクションにまとめるので、ブックマークしてご活用ください。
なお日本国内では、9月5日まで全日本ジュニア(U16・U18)が有明で開催中。その翌日にニューヨークで本戦が始まるという、ジュニアテニスがもっとも熱い2週間になります。9月の大会全体の流れはカレンダー記事をどうぞ。
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よくある質問
Q. USオープンジュニア2026はいつ・どこで開催されますか?
A. 本戦は9月6日(日)〜12日(土)、予選は9月3日(木)から。会場は米国ニューヨークのUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンター(プロのUSオープンと同じ会場)です。
Q. 出場に必要なランキングは?
A. 目安として、ITFジュニア世界ランキングで本戦ストレートインが50位前後、予選エントリーが80位前後です(年により変動)。エントリー締切時点のランキングで決まります。
Q. 日本人でシングルス優勝した選手はいますか?
A. まだいません。1993年の吉田友佳さんと2024年の園部八奏選手が準優勝しています。ダブルスでは2014年に中川直樹選手、2024年に坂本怜選手が優勝しました。
Q. 2026年の日本人出場選手は?
A. 8月24日時点で、男子は田畑遼選手・川西飛生選手・渡邉栞太選手が本戦に、奈良恒輝選手が予選に入っています。女子は補欠上位に若菜蘭選手、吉田理世選手らが控えています。
Q. 結果はどこで見られますか?
A. ITF公式の大会ページとUSオープン公式サイトで確認できます。日本人選手の結果は、大会期間中このページで毎日更新します。
9月6日、ニューヨーク。今年最後のジュニアグランドスラムで、日本勢がどこまで勝ち上がるのか。
「全米のシングルスタイトルだけがまだない」という歴史が動く瞬間を、このページで一緒に追いかけましょう。
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出典・参考:
・US Open Junior Tennis Championships 2026(ITF公式・ファクトシート/アクセプタンスリスト、2026年8月24日確認)
・US Open Juniors Roll of Honour(ITF公式・歴代優勝者記録)
・US Open Junior Championships(USオープン公式)
・US Open: The 4 singles players to win both junior and senior titles(Tennis365)
・坂本怜、全米オープンジュニアのダブルス制覇(Tennis Classic)/16歳の園部八奏、決勝で敗れ惜しくも準優勝(同)
・園部八奏がストイサビレビッチに敗れるもジュニアグランドスラム自己最高の準優勝(テニスマガジンONLINE)/ジュニア予選が終了、吉田理世と富澤直人が揃って本戦入り(同)/吉田理世が本戦白星デビュー、沢代榎音も初戦突破(同)
・イワノフがディミトロフ以来のウインブルドン・USオープン連続制覇(テニスマガジンONLINE)/準決勝で田畑遼を倒したセシュコがジュニアグランドスラム制覇[全豪](同)
・園部八奏選手が日本勢女子56年ぶり2人目の四大大会ジュニア優勝(埼玉県テニス協会)
・中川直樹、錦織以来の優勝、全米オープンジュニアダブルス(Tennis.jp)
・里菜央選手 全米オープンジュニアでダブルス準優勝(トップラン)
・US Open Junior Acceptance Lists 2026(ZooTennis、2026年7月29日)/同 2025年版(ZooTennis)
本記事の内容は2026年8月時点の各主催者・各媒体の発表に基づいています。出場選手・日程は変更される場合があります。最新情報は必ず大会公式発表をご確認ください。

