四日市では全豪オープンジュニアの本戦ワイルドカード、宮崎では14歳以下の名門大会「プチザス」への出場権がかかります。
海外遠征をしなくても、世界の舞台への入口が国内にある。そんな1か月です。
10月のRSK全国選抜(13歳以下)では、男子は川鍋悠雅選手、女子は小野愛梨選手が優勝しました。11月1日の中牟田杯(15歳以下)の決勝で秋の全国大会がひと区切りし、ジュニアのシーズンは冬の国際大会へと移っていきます。
11月の国内は、国際大会が続きます。茅ヶ崎・北杜・岐阜でITFジュニアが4大会、北杜ではATF(アジアテニス連盟)の大会も開かれます。
なかでも注目は、四日市の「DUNLOP ROAD TO THE AUSTRALIAN OPEN」と、宮崎の「プチザス アジアプレーオフ」。海外では、エジプト・カイロで16歳以下の国別対抗戦が開かれ、日本は男女とも出場します。
2026年11月の主要ジュニア大会一覧
| 大会名 | 日程 | 開催地 |
|---|---|---|
| デビスカップジュニア/BJKカップジュニア ファイナルズ 海外・国別対抗(16歳以下) | 11月2日(月)〜8日(日) | エジプト・カイロ |
| ATF Autumn Juniors in Japan U16 week2 国内・ATF(16歳以下) | 11月2日(月)〜6日(金) ※予選10月31日〜 | 山梨・北杜 |
| DUNLOP ROAD TO THE AUSTRALIAN OPEN 四日市 国内・国際(17歳以下/13歳以下) | 11月3日(火)〜12日(木) | 三重・四日市 |
| ITFジュニア 茅ヶ崎(J30・Ai Sugiyama Cup) 国内・ITF | 11月4日(水)〜8日(日) ※予選2日〜3日 | 神奈川・茅ヶ崎 |
| ITFジュニア 北杜(J30) 国内・ITF | 11月9日(月)〜14日(土) ※予選8日 | 山梨・北杜 |
| ITFジュニア 北杜(J60) 国内・ITF | 11月16日(月)〜21日(土) ※予選15日 | 山梨・北杜 |
| プチザス アジアプレーオフ 国内・ATF(14歳以下) | 11月16日(月)〜20日(金) | 宮崎・宮崎市 |
| ATF Autumn Juniors in Japan U14 week1 国内・ATF(14歳以下) | 11月23日(月)〜27日(金) ※予選21日〜 | 山梨・北杜 |
| J500 メリダ(コパ・ムンディアル・ユカタン) 海外・ITF | 11月23日(月)〜28日(土) | メキシコ・メリダ |
| 岐阜国際ジュニアテニストーナメント(J60) 国内・ITF | 11月24日(火)〜29日(日) ※予選23日 | 岐阜・岐阜市 |
| ATF Autumn Juniors in Japan U14 week2 国内・ATF(14歳以下) | 11月30日(月)〜12月4日(金) ※予選28日〜 | 山梨・北杜 |
国内|世界への切符がかかる2つの大会
DUNLOP ROAD TO THE AUSTRALIAN OPEN JUNIOR SERIES IN YOKKAICHI 2027
日程:11月3日(火)〜12日(木)
会場:四日市テニスセンター(三重県四日市市)
優勝者に全豪オープンジュニア本戦のワイルドカードが与えられる国際大会です。2024年の大会では富澤直人選手が優勝し、全豪オープンジュニア本戦のワイルドカードを獲得しています。
今年は13歳以下の大会が新設され、国内予選を含めて4つの大会が開かれます。
| 大会 | 日程 | 出場・特典 |
|---|---|---|
| 17歳以下 国内予選 | 11月3日〜7日 | 男女各16名(各地域テニス協会の推薦が中心)。優勝者は国際大会の出場権を獲得 |
| 17歳以下 国際大会 | 11月8日〜12日 | 男女各16名(アジア・オセアニア12名、国内予選優勝者1名ほか)。優勝者に全豪オープンジュニア本戦のワイルドカード |
| 13歳以下 国内予選(新設) | 11月3日〜7日 | 2013年1月1日以降生まれ。男女各16名(各地域テニス協会の推薦が中心) |
| 13歳以下 国際大会(新設) | 11月9日〜11日 | 男女各8名。優勝者は全豪オープン期間中にオーストラリアで開かれる14歳以下の国際大会の出場権を獲得 |
17歳以下の国際大会の優勝者は、本人とコーチ1名のオーストラリアへの渡航費・滞在費も大会側が負担します。
国内予選は推薦制です。各地域テニス協会の推薦枠のほか、開催県・開催市・JTA・主催者の推薦枠があります。出場を目指す場合は、所属地域の協会の案内を確認してください。
プチザス アジアプレーオフ(14歳以下)
日程:11月16日(月)〜20日(金)
開催地:宮崎県宮崎市
サーフェス:屋外ハード
種目:14歳以下 男女シングルス(各32名)
「プチザス(Les Petits As)」は、毎年1月下旬にフランス・タルブで開かれる、14歳以下の国際大会です。のちに世界のトップになった選手も、数多くこの大会に出場してきました。
宮崎のアジアプレーオフで上位3名(男女とも)に入ると、来年1月のプチザス本戦の出場権が得られます。
試合はまず4人×8組の総当たり戦を行い、各組1位の8人が準々決勝からのトーナメントに進みます。3位決定戦まで行われ、上位3名が出場権を手にします。
出場枠は、ATF14歳以下ランキングによる16名、主催者推薦8名、ワイルドカード8名。エントリー締切は11月3日です(ATFのシステムから申込み)。
▼ プチザスとはどんな大会か
国内の国際大会|ITFジュニア4大会とATF
ITFジュニア 茅ヶ崎(J30・Ai Sugiyama Cup)
本戦:11月4日(水)〜8日(日)
予選:11月2日(月)〜3日(火)
会場:柳島スポーツ公園(神奈川県茅ヶ崎市)
サーフェス:屋外・砂入り人工芝
ドロー:シングルス32・ダブルス16
杉山愛さんの名を冠した、ジュニアのためのITF大会です。砂入り人工芝は国内のジュニアにとって慣れたサーフェス。ITFの初ポイントを狙う選手にとって挑戦しやすい大会です。
ITFジュニア 北杜(J30→J60の2週連続)
J30:本戦 11月9日(月)〜14日(土)
予選 11月8日(日)
J60:本戦 11月16日(月)〜21日(土)
予選 11月15日(日)
会場:Hotel & Tennis Resort Club Verde(山梨県北杜市)
サーフェス:屋外クレー
ドロー:シングルス32・ダブルス16
同じ会場で2週続けて開かれ、2週目はグレードがJ30からJ60に上がります。1週目で勝ち上がった選手が、そのまま格上の大会に挑めるのが特徴です。
国内のITFジュニアでは珍しい、クレーコートの大会でもあります。ハードや砂入り人工芝とは違う、ラリーの組み立てを経験できる機会です。
岐阜国際ジュニアテニストーナメント(J60)
本戦:11月24日(火)〜29日(日)
予選:11月23日(月)
会場:岐阜メモリアルセンター(岐阜市)
サーフェス:ハード
ドロー:シングルス予選32・本戦32/ダブルス16
伊達公子さんとヨネックスの「KIMIKO DATE×YONEX PROJECT」がサポートする大会で、グレードはJ60です(主催者発表)。シングルス本戦は、4人×8組の総当たり戦のあとに8人のトーナメントを行う方式。負けても最低3試合できるのが大きな特徴です。
日程は、24日〜26日が総当たり戦、27日が準々決勝、28日が準決勝、29日が決勝です。
ATF Autumn Juniors in Japan(16歳以下・14歳以下)
U16 week2:本戦 11月2日(月)〜6日(金)
予選 10月31日(土)〜11月1日(日)
U14 week1:本戦 11月23日(月)〜27日(金)
予選 11月21日(土)〜22日(日)
U14 week2:本戦 11月30日(月)〜12月4日(金)
予選 11月28日(土)〜29日(日)
会場:Hotel & Tennis Resort Club Verde(山梨県北杜市)
ドロー:シングルス32・ダブルス16
アジアテニス連盟(ATF)が公認する年代別の国際大会です。U14は2週連続なので、1回の滞在で2大会に出場できます。
ITFジュニアに挑戦する前に、国際大会の雰囲気に慣れておく場として向いています。
海外大会|カイロの国別対抗と、メキシコのJ500
デビスカップジュニア/ビリー・ジーン・キングカップジュニア ファイナルズ
日程:11月2日(月)〜8日(日)
会場:Smash Sporting Club(エジプト・カイロ)
サーフェス:屋外クレー
出場:男女各16か国(16歳以下の国別対抗)
16歳以下の世界一の国を決める国別対抗戦です。男女とも16チームが4組に分かれて3日間の総当たり戦を行い、1日の休養日をはさんで3日間の決勝トーナメントに進みます。アフリカでの開催は初めてです。
日本は男女とも出場します。代表は、男子が川口孝大選手・大垣心太郎選手・川村准椰選手、女子が若菜蘭選手・駒田唯衣選手・宮澤紗希乃選手です(ITF発表)。
ITFジュニア|11月のおもな大会(J200以上)
11月の主戦場は中南米のクレーです。メキシコでJ200・J300・J500が3週続き、月末にはアメリカ・フロリダの大会へとつながっていきます。
| 大会 | 日程 | 位置づけ |
|---|---|---|
| J200 台南 台湾 | 11月3日〜8日 | アジアのクレー |
| J200 サポパン メキシコ | 11月9日〜14日 | メキシコ3連戦の初戦(クレー) |
| J300 サポパン メキシコ | 11月16日〜21日 | 同じ会場で格上げ(クレー) |
| J200 デルレイビーチ アメリカ | 11月16日〜22日 | フロリダのクレー |
| J500 メリダ(コパ・ムンディアル・ユカタン) メキシコ | 11月23日〜28日 | 11月唯一のJ500 |
| J200 オスロ ノルウェー | 11月23日〜27日 | 欧州の屋内ハード |
| J300 ブレイデントン(IMGアカデミー国際選手権・旧エディハー) アメリカ | 11月30日〜12月6日 | 12月のオレンジボウル(J500)へ続く |
アジアのITFジュニア|日本から挑戦しやすい大会
中国・韓国・台湾・フィリピンで大会が続きます。月末のマニラと深センは、2週続けて出場できる日程です。
| 大会 | 日程 | 開催地 |
|---|---|---|
| J100 張家港 | 11月2日〜8日 | 中国 |
| J100 安東 | 11月3日〜8日 | 韓国 |
| J100 瓊海(クレー) | 11月9日〜13日 | 中国 |
| J30 済州 | 11月17日〜22日 | 韓国 |
| J30 高雄 | 11月24日〜29日 | 台湾 |
| J30 西帰浦 | 11月24日〜29日 | 韓国 |
| J30 マニラ(2週連続) | 11月23日〜28日/30日〜12月5日 | フィリピン |
| J60 深セン(2週連続) | 11月23日〜28日/30日〜12月5日 | 中国 |
※上の表はアジア開催の主な大会の抜粋です。全大会はITF公式カレンダーで確認できます。
📌 12月以降の予告
12月1日〜6日(予選11月30日)は、愛媛でITFジュニア(J30・リポビタン国際ジュニア in 愛媛)が開かれます(主催者発表)。岐阜と同じく「KIMIKO DATE×YONEX PROJECT」がサポートする大会で、シングルスは総当たり戦の方式です。
年が明けた1月14日〜17日には、兵庫・ブルボンビーンズドームで全日本ジュニア選抜室内テニス選手権(JOCジュニアオリンピックカップ)が開かれます。
11月をどう過ごすか——「冬の計画」を決める月
11月を過ぎると、国内の大きな大会は少なくなります。冬は、来年に向けて体をつくり直し、技術を見直す時期です。
だからこそ11月は、来年の計画を決める月でもあります。海外の大会に挑戦するのか、国内で試合数を確保するのか。ITFやATFのエントリー締切は大会の2〜3週間前なので、出場を考えるなら早めに動いておきましょう。
遠征を組むなら、費用の見通しも大切です。渡航費・宿泊費・帯同費の目安は、下の費用ガイドにまとめています。
あわせて読みたい
出典・参考:
・DUNLOP ROAD TO THE AUSTRALIAN OPEN JUNIOR SERIES IN YOKKAICHI 2027 開催発表(住友ゴム工業)
・Les Petits As – Asia Playoffs Wilson ファクトシート(ATF)
・ITF World Tennis Tour Juniors Calendar(ITF公式)
・ITF J30 Chigasaki 大会情報(パームインターナショナル)
・岐阜国際ジュニアテニストーナメント2026(KIMIKO DATE×YONEX PROJECT)
・リポビタン国際ジュニア in 愛媛(KIMIKO DATE×YONEX PROJECT)
・2026年ジュニア国際大会・全国大会カレンダー(日本テニス協会)
・2026 Davis Cup Junior Finals 出場チーム(ITF公式)
・2026 BJK Cup Junior Finals 出場チーム(ITF公式)
・第42回RSK全国選抜ジュニア 決勝結果(テニスマガジンONLINE)
本記事の日程は2026年10月21日時点の各主催者発表に基づいています。日程・会場は変更される場合があります。参加・観戦の際は必ず各大会の公式発表をご確認ください。

